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ショウ・ヨシナガ Report 「フィンランドサウナのルーツを求めて」

ヘルシンキ市内にあるサウナグッズ専門店

サウナマーケット Sauna Market

@ヘルシンキ Helsinki

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Moi! ショウ吉永です!

今回は、ヘルシンキ市内にあるサウナグッズ専門店、

『サウナ・マーケット・フィンランド』をご紹介します。

フィンランドでの定番サウナグッズからオーガニックアロマにいたるまで、

フィンランドにおけるサウナの在り方を感じてください。

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ヘルシンキ唯一のサウナグッズ専門店

フィンランドの首都でありながら、どこか落ち着きのある港町・ヘルシンキ。今回訪れたサウナグッズ専門店「サウナ・マーケット・フィンランド」は、ヘルシンキ随一の観光名所であるヘルシンキ大聖堂、その目前に広がる広場から道を渡ってすぐの建物の一角にあります。

開けた交差点の角にあり、ヘルシンキの街を散策する人々にはとても立ち寄りやすいこの店。ガイド誌などでも紹介されているため日本人観光客も多く訪れるそうです。

早速、店内をのぞくと、決して広くないフロア面積でありながら「さすが専門店!」という充実の品ぞろえ。

熱せられたサウナストーンに水をまいてロウリュを発生させるための柄杓(ひしゃく)、サウナ室用の芳香液、サウナ室内に座ったり寝転んだりする際のサウナタオルやサウナピローなど、サウナには欠かせないアイテムがズラリと集まっています。日本ではあまり使われていないものの現地女性には絶大な人気のサウナハットも色とりどりに並んでいました。

あれこれ手に取っていると、親切な女性店員さんから様々な話をうかがうことができました。

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「客は外国人旅行者がほとんど」その理由は

はじめに客層を尋ねると「大半が外国人観光客」だそう。聞けば、フィンランドではスーパーなど身近な店でサウナグッズを購入する人が多く、専門店まで足を運ぶのは少数のこだわり派だというのです。その話からは、フィンランドでいかにサウナが日常へ溶け込んでいるかと同時に、専門店が存続する難しさを感じさせられました。

尚、観光客の中でも多いのはロシア人(そもそもフィンランドを訪れる外国人の中でもロシア人は数の多さで上位を占めているそうです)。「この店が生き残っているのもロシア語を話せるスタッフがいるから」というのが店側の考えのようです。

とはいえロシア人に限らず様々な国の人々が訪れるこの店。日本人もしばしば来店し、保湿剤などを購入していくと話していました。

話の流れから「売れ筋商品はどれですか?」と聞くと、ロウリュ用芳香液やサウナハット、保湿剤、石けんなどとのこと。いずれもサウナでの時間を心地よいリラックスタイムに変える、美容と健康のためのアイテムです。美容・健康・リラックスは、どの国の人にも一大関心事なのでしょう。

しかし芳香液ひとつとっても数十種類が並んでいるのは、さすが専門店。日本では見たことのない商品もいくつか並んでいました。

気になったのは木タール(樹液)を使ったオーガニックシャンプー。フィンランドで『万能薬』と信じられていた時代もある木タールは、科学的にも高い殺菌作用が認められており、いまでも肌や頭皮のコンディションを整えたい人の味方なのだそうです。木タールの魅力を知り、森林が多く木タール抽出が一大産業となっているフィンランドならではの商品でした。なかでもオスミア・オーガニックス(Osmia Organics)の商品はフィンランドのオーガニック系製品のなかでもひときわ目立っているブランドでした。

説明を受けながら店内を見ていると、オーガニック志向の商品が多いことに気付かされます。これは自然との関わりごとサウナを楽しむフィンランド人の姿勢の現れなのかも知れません。自然からチカラを分けてもらっていることを忘れない彼らの姿勢に感心しながら、約2時間に亘る滞在を終え、私たちは店を後にしました。

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小さな店が世界に発信するフィンランドサウナの魅力

つい数年前まではフィンランド各地で見受けられたサウナ専門店。現在はサウナ大国フィンランドの首都でたった一店だけ、ということにサウナグッズ専門店が生き残る難しさを感じつつも、その一店が、世界中からやってくる人々にフィンランドサウナの魅力を伝える一旦を担っている事実は素晴らしいことに感じました。

最も興味深かったのは、サウナグッズに関するフィンランド人ならではのオーガニック志向。自然の恩恵に感謝し、活かし、心身を健やかに整える在り方は、フィンランドに親和性を感じる人々だけでなく、サウナに癒しや健やかさを求める人々にも共通する志向ではないでしょうか。

サウナ・マーケット・フィンランド

Sauna Market

 

<住所> Aleksanterinkatu 28, 00170 HELSINKI, FINLAND

<営業時間>毎日10-18時

<TEL>+358 (0)46 812 7577

<アクセス>  トラム「Senaatintori」駅下車すぐ

<URL> http://www.saunamarket.fi

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ショウ吉永 Profile

 

福岡県生まれ。株式会社メトス取締役。本名・吉永昌一朗。

幼少期にボーイスカウトで自然と人の共存の重要性を学ぶ。航空自衛隊で整備士として働いていた時代、基地内にあるサウナへ同僚達と通ったことが、サウナの魅力を知るきっかけとなった。その後、アパレル業界、照明インテリア業界を経て、メトスへ入社。異色のキャリアならではの発想力と行動力で、日本の温浴文化を活性化させている。全国のサウナにロウリュを定着させるため、旧中山産業(メトスの前身会社)が蓄積していた膨大なノウハウと情報を活用し、「ikiサウナ」や「サウナisness」といったロウリュが可能なサウナヒーター、アウトドアでサウナ浴ができる「テントサウナ」など、これまでにないサウナを日本に広めた。近年は、サウナとエンターテイメントを融合させる「ロウリュ熱波隊」プロジェクトや、サウナヨガなど、サウナの新しい楽しみ方を研究・提唱している。共著に「温泉の百科事典」など。